安かろう悪かろうという言葉があるように、安い商品には訳があります。その訳を理解して購入しても、使っているうちに不満が出てきます。格安Windowsノートパソコンも、そういった商品のひとつです。Apple一社で本体をリリースするMacと違い、Windowsパソコンは、たくさんのメーカーから発売されます。たくさんの製品が出るということは、価格競争がおきます。高い商品だけではなく、安い商品もたくさん出ます。そのおかげで、Macより安い価格でパソコンを手に入れることができます。
そこそこ安い製品だけではなく、ビックリするぐらい安い製品もあります。iPhoneより安い4万ぐらいのノートパソコンもありますが、やはり安いなりの性能です。安いなりの性能ではありますが、数年前のこの価格帯の格安ノートパソコンとは違い、かなり実用的になっています。
性能が底上げされた
搭載されているチップセットの性能が少し良くなったため、安い製品でも、実用度の高い使えるノートパソコンになりました。
2018年の今、格安ノートパソコンの選び方を解説します。
搭載されているCPUが大事
パソコンを購入するときに大事なのがCPUです。今はCPUではなく、チップセットと呼ばれたりもします。これがパソコンに入っている頭脳です。この頭脳が良いか悪いかで、性能が決まります。処理できる能力が低いのと、パソコンの値段も安くなります。
Celeron、Atom
安いノートパソコンに搭載されているものは、CeleronかAtomというものになります。新しいAtomが発売されていないため、今はほとんどがCeleronというプロセッサーを搭載しています。
コンピュータの難しいところは、同じCeleronと書いてあっても、全て同じ性能ではないところです。
Celeron N4000
後ろに書いてある数字が重要です。この数字が製品の型番を表します。数字が大きくなるほど最新のものになり、前の世代より性能が向上します。
似たような数字が多くて分かりにくいので、ハッキリと型番を指定します。
Celeron N4000
Celeron N4100
このどちらかを搭載したものを選んでください。Celeron N3450といったものも見かけますが、一つ前の世代になります。トータルの性能は高いCPUですが、N4000やN4100よりコア一つの性能が劣ります。できることなら、Celeron N4000以上のものを購入してください。
性能差を数値で確認
パソコンやスマートフォンの性能を測るのに、ベンチマークという方法があります。このアプリを実行すると、機械の性能を数値で表してくれます。同じCPU(チップセット)を搭載していても、機種によって違いはありますが、概ね同じだと思ってください。数値が2つあります。今のコンピューターは、同じ頭脳を持った人が、二人以上いると思ってください。二人より四人のほうが、人数が多い分性能が上がります。人数が多いと性能は上がりますが、一人の頭がどれぐらいいいかも大事です。だからシングルとマルチと、2つの数値があると思ってください。
製品名 シングル マルチ
Celeron N4000 1862 3151
Celeron N4100 1730 4848
Celeron N3450 1315 3725
Celeron N3050 929 1529
3000番台と4000番台では、同じCeleronでもかなり差があります。この差が使っているときの使用感に直結します。1500ぐらいの数値があると、ブラウザーでWebページを見てもストレスはありません。若干画像が表示されるのが遅いと思うときもありますが、イライラするほどではありません。
安くてもストレスなく使えるのが、Celeron N4000、
Celeron N4100といったチップセット(CPU)を搭載したパソコンになります。
オススメの安いノートパソコン
●ASUS E203MA
●Lenovo Ideapad 330
●Acer Swift 1 SF114-32
この3つがオススメです。とくにASUS E203MAは本体重量が1kgを切っています。外でもバリバリ仕事をすることができるでしょう。
色んなパソコンが毎月発売されています。値段だけで飛びつかず、性能と値段のバランスを考慮して、良いノートパソコンを購入してください。
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