半年に一回のペースで、Windowsの大型アップデートが行われています。大型のアップデートといっても、Windows10が登場してから3年が経過。リリース当初は未完成な部分もあったWindows10も、今では安心して使えるOSになりました。
今回のOctober Updateも早速アップデートして使っています。正直何が変わったのか分からないレベルですが、微妙に機能が追加されているのに気づきました。
- スマホで撮った写真を、すぐにパソコンに転送できる
- 画面を撮る機能の強化(スクリーンショット)
- 文字を拡大できる
この3点がわかりやすい追加点です。これらの機能が追加されたことで、使い勝手に大きな影響はありませんが、より使いやすくなったのは確かです。
スマートフォンの写真をノートパソコンで見る
スマホで撮った写真が、すぐノートパソコンで見ることができるようになりました。iPhoneとMacBookの2つを提供しているAppleと違い、Microsoftはスマートフォンを提供していません(販売がふるわなかったため撤退)。iCloudというクラウドサービスを使った連携機能が、アップル製品の使いやすさの特徴ですが、同じようなことが、WindowsノートパソコンとAndroidスマートフォンでも出来るようになりました。
使い方
この機能を使うには、設定を変更する必要があります。少々わかりにくいので解説します。
設定
まずは設定アプリを立ち上げましょう。画面左下にあるWindowsマークをクリックし、画面左隅にある設定アイコンをクリックしてください。
電話
電話という項目をクリック。
スマートフォンの追加
指示通りに進めてください。
自分のスマホにショートメッセージでメッセージを送り、スマホとWindowsノートPCを連携させます。この段階で、スマートフォンにスマホ同期というアプリを入れさせられますが、このアプリがないとWindowsパソコンとスマホが同期されないので、必ずインストールしてください。
以上で設定完了です。
スマホ同期というアプリがWindows10に追加されています。このアプリを立ち上げると、スマートフォンで撮った写真がノートパソコンに表示されているでしょう。直近20枚の写真が表示されます(スマートフォンとパソコンが、Wi-Fiで繋がっている必要があります)。
とても便利な機能ですが、iPhoneとWindowsパソコンでは連携できません。今後使えるようになる可能性はありますが、Appleの方針から考えると、iPhoneとWindowsパソコンで写真が同期できる可能性は低いでしょう。iPhoneを使っている方は、他の方法でWindowsパソコンと連携するしかありません(Googleフォト、OneDriveなど)。
スマホ同期の注意点
あくまで撮った写真しか表示されません。連携しているスマホで撮った写真か、連携しているスマホで撮ったスクリーンショットしか表示してくれません。ネット上の画像をダウンロードしたものは、スマホ同期では表示されないようです。
スタートにピン留め
「スタートにピン留め」という機能があります。画面左下のWindowsボタンをクリックすると、左の列にズラッとパソコンに入っているアプリが表示されます。思った以上にたくさんのアプリが入っており、使いたいアプリを見つけるだけで一苦労です。
よく使うアプリは、アプリアイコン上で右クリックして、「スタートにピン留め」を選択してください。右側に大きく表示されるようになります。表示位置は自由に変更できます。自分の使いやすい位置に配置しましょう。
スマホで撮った写真をすぐに見たいでしょうから、なるべく上のほうにアイコンを表示させるのがいいでしょう。
不具合が出てアップデート停止中
毎回のことですが、不具合が出ているようです。アップデートするとデータが消えてしまうという、深刻な不具合のため、アップデートが停止しています。スマホ同期とスクリーンショット機能の強化は、WindowsがMacに劣っていた点です。使い勝手がアップするアップデートなので、アップデートの提供が早く再開されてほしいと思います。
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